仕事の捉え方

現在進めているある仕事について、古株の先輩と捉え方に相違があった

何というか……俺とは分かり合えない人だろうなと改めて悟った一件だ。

その仕事は毎年行われている事業の参加者選考会で、俺はその準備から実施、結果通知までの一連の業務を担当している。

選考結果が出揃うと、次に各部署の偉い人達が選定案をまとめる。

それを役員会にかけて最終決定されるというわけだ。

俺の業務は、資料を作って各部署の偉い人たちに渡したり、選考案を役員会の出席役員に渡したりといった橋渡しが主なところだ。

選考案のとおりに役員会で決まることもあれば、決まらないこともある。まあ当たり前だ。

また、俺は参加者選考に関する仕事にしか関与していないので、選考を通過した人たちと接することはほぼ無いのだ。

故に、俺は応募者とはあくまで書類上の付き合いしかないということである。誰が受かっても落ちても、あまり関心はない。

決めるのは役員達だし、接することもない相手達だし。

それよりも合否通知の氏名とアドレスや結果にミスは無いだろうかって事に関心を最大限向けている。

しかし古株の先輩はそうではないらしい。

『役員会で選考案が覆ることもあるんだから! 結果は当日中にでも知っておきたいやろ!』

とのこと。

前任者として、選考業務に並々ならぬ思い入れがあるらしい。

役員会の結果を知ったところで俺の業務が変わるわけでもない。単に通知の数が多いか少ないかの違いだけだ。

通知送付のスケジュールが詰まっているなら、是が非でも早く知りたい。しかしそうでもないので、結果を知るのは別に明日でも良いのだ。

この辺の仕事に対する温度感の違いは……今後も埋まらないだろうなあ。

しかしまあ情熱を持って仕事するってのはスゴいわ。上の世代特有な感を覚える。

俺にとって仕事って、人生の大部分ではあるけど効率的にこなすゲームみたいなモンだから。

面倒くさいなあと思うばるーんなのでした。

次回の記事をお楽しみに。

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