苦手な人と話す時

職場にどうにも考え方の合わない人がいる。

本人は何とも思っていないんだろうが、俺に対する態度は高圧的に感じている。

仕事に対する考え方がそもそも違うんだろう。

その人は文字通り粉骨砕身、滅私奉公の精神で仕事に励んでおられる。

土日も関係ないし、定時も何のその。何時まででも残業するし、やれと言われた事なら絶対にやり遂げようとする。

それでこれまで上司や関係者から評価されてきたんだろう。年齢も50歳を超えている(らしい)し、今更生き方を変えるなんて難しいんだろう。

それは分かっちゃいるが、俺にもそのレベルを求めないで欲しい。

アンタと話すと心拍数が上がる。怒られていないのに、怒られているような気分になる。

やれと言われたことは、俺もやり遂げようとはする。しかし手間や効率は当然考える。

より手数が少なく、最大の効果が得られるようにするのが俺のやり方である。がむしゃらにやって仕事を増やしてしまうような事態は避けたいのだ。

ホントさぁ……前任者の割に、去年のことは考えるな、みたいなこと言われても困るんよね。

何らノウハウの引き継ぎがされんやんか。

アドバイスも何も無いもんね。十年以上在籍しているくせに。

あーあ、ダル……これが日本のそこかしこで起こっている労働環境なのかと思うと、我が国はなるべくしてこんな悲惨な世の中になってるんだなと思わされるよ。

やり方とか、ポイントとか、前任であるが故の知識や経験を教えてくれよ。

とは言え、ここでこんなこと愚痴ってても仕方ない。相手は変えられない。変わるのは俺だ。

明日から頑張ってみっかぁ……はあ。

次回の記事をお楽しみに。